スタバが『紙ストロー』を廃止 「嬉しい!」「慣れてきたのに…」

2024年12月6日、コーヒーチェーン『スターバックス』を展開するスターバックスコーヒージャパン株式会社は、株式会社カネカの『カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet(以下、Green Planet)』を用いたストローの採用を発表しました。
『Green Planet』を用いたストローは植物油などを主原料としており、自然界でCO2と水に生分解されるため、現在『スターバックス』で使用されている紙製のストローと比べて、二酸化炭素の排出を低減できるなどの利点があるといいます。
2025年1月23日より、沖縄県内の『スターバックス』全32店舗で提供を開始。同年3月以降、全国の店舗でも順次導入するとのことです。
『Green Planet』を用いたストロー
『Green Planet』を用いたストロー
『スターバックス』は2020年1月より、紙ストローの提供を開始しています。
プラスチック製のストローに比べて環境に優しい反面、利用客からは「飲みにくい」「時間が経つとふやける」など、批判的な声も多く上がっていました。
※写真はイメージ
『スターバックス』のストロー変更のニュースは、ネット上でもさまざまな声が上がっています。
・正直、紙ストローでおいしさが半減しているように感じていたので、変更は嬉しい!
・今年の中でも、トップクラスの朗報。紙ストロー、苦手だった。
・やったー!ほかの紙ストローの店も変わってほしい。
・みんな、そんなに紙ストローが嫌だったんだね。今のままでもよかったけど。
・「ストローだと味が変わる」っていうけど、私は感じたことがないな。強度も高いし。
・せっかく、紙ストローに慣れてきたところだったのに…。でも、「元のプラスチック」に戻すのではなく、新しく環境にいい素材にしたのは、素晴らしい。
『スターバックス』のウェブサイトには、同社CEOのコメントが掲載されており、今回導入された『Green Planet』を用いたストローは「飲み心地のよさと環境負荷低減の両立」を求めたと語っています。
「スターバックスは、一杯を通した体験を全国の店舗で日々、届けています。お気に入りのビバレッジを楽しんでいただけるよう、飲み心地に関して、お客様からいただいたお声を真摯に受け止め、ストローの強度や耐久性の向上、素材について検討を重ねてきました。飲み心地の良さと環境負荷低減の両立を決してあきらめることなく、新たに提供するグリーンのストローは、アイスビバレッジも多く提供している沖縄県内の店舗から先行導入し、全国に順次展開していきます。スターバックスの思いに共感いただけるよう、これからも事業活動におけるサステナブルな行動を加速してまいります」。
スターバックス コーヒー ジャパン ーより引用
紙ストローの飲み心地に関して、懐疑的な意見が多かったことは確かでしょう。それでも『スターバックス』は、環境への配慮を諦めず、今回新たな素材のストローの提供を決めました。
新たなストローの飲み心地が、今から楽しみですね。また、現在紙ストローを提供しているほかの企業の動向にも注目しましょう。
[文・構成/grape編集部]