年末年始を前にトラックの安全確認!タイヤ交換直後に発生しやすい脱落事故…立往生への備えなども呼びかけ「長距離運転の前は必ず車両の安全確保を」

人の移動や物の流れが集中する年末年始を前に、北陸信越運輸局による交通事業者の安全点検が行われました。

北陸信越運輸局による安全総点検は人の移動や物の流れが集中する年末年始の事故を防ごうと、毎年この時期に行われていて、12月10日は運輸局の職員が新潟市西区のトラック運送会社の支店で安全対策を確認しました。

大雪も予想されるこれからの時期…。

【高濱優生乃アナウンサー】
「タイヤの脱落事故を防ぐため、冬用タイヤの交換を北陸信越運輸局が実際に確認しています」

去年、北陸信越運輸局の管内では、大型車のタイヤ脱落事故が20件発生していて、その半数以上が冬用タイヤへの交換直後の時期に発生しています。

【国土交通省北陸信越運輸局 佐橋真人 局長】
「タイヤ交換をしてから1カ月以内に発生している事故というのは、ほとんどのケースである。やはりタイヤ交換とかが適切に行われているかというところが非常に重要な観点」

そのほか、立往生に備えた食料の備蓄など、冬の安全対策を十分に取っているかが確認されました。

【国土交通省北陸信越運輸局 佐橋真人 局長】
「長距離運転をする前には、必ずタイヤの状況などを含めて、車両の安全確保ということもしっかりやっていただきたい」

安全点検は鉄道やバス事業者などに対しても行われています。