「開園して1時間が経ちましたが、まだ1つも減っていません」
栃木県栃木市にある植物園『とちぎ花センター』のTwitterアカウント(@Tochihana_jp)が、そんな嘆きのコメントを投稿して注目を集めました。
『とちぎ花センター』が来園者に向けて「ご自由にお持ち帰りください」と置いていたものが、こちら!
開園して1時間経ちましたが、まだ一つも減ってません #お客さんゼロ日 #こんな日は5個ぐらい持って帰ってもいい #とちぎ200人分ぐらいあるのにセンター pic.twitter.com/hVlDdrXsgi
目が覚めるほど色鮮やかで、きれい!
ですが、見慣れない形に戸惑う人が多いかもしれません。
こちらは宝石の翡翠(ヒスイ)のような色が印象的なヒスイカズラの花です。
ヒスイカズラは藤のように花房となって咲くのが特徴で、開花した後、花は数日で落ちるとのこと。
来園者が家でもヒスイカズラを楽しめるよう、『とちぎ花センター』は落ちた花を集めて置いていたのですね。
ヒスイカズラの美しさに魅せられた人たちは多く、「もらいに行きたい」との声が続出しました。
・ヒスイカズラを初めて知りました。すごく鮮やかなお花!
・ファンタジーの世界の造形と発色だよ…。
・『妖精の羽』といわれたら信じてしまいそう。
・この花を見たくて、植物園に行ったことがあります。もらえるなんていいなぁ~。
・ヒスイカズラを見るたびに、触りたいと思っていました。ぜひいただきたいです。
『とちぎ花センター』は、ヒスイカズラがどういう花なのかを知ってもらおうと、貼り紙を用意しています。
しかし、内容が若干おかしくて…。
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人間のプロフィールのように、自己紹介や趣味などとともに紹介されているヒスイカズラ。
フィリピンのルソン島に自生する熱帯植物で、コウモリに花粉を運んでもらう花であることが、楽しく学べるようになっています!
ヒスイカズラが咲いている鑑賞大温室『とちはなちゃんドーム』の入館料は、大人410円、子供200円。
ヒスイカズラの開花は3 ~5月なので、実物を見たい人は同センターを訪れてみてはいかがですか。
[文・構成/grape編集部]