岸田文雄首相は15日午後12時45分ごろ、JR和歌山駅前で衆院選補選・和歌山1区(23日投開票)に立候補している門博文候補=自元=の応援演説に立った。
岸田首相はこの日午前に予定されていた和歌山・雑賀崎漁港での演説の前に、男が発煙筒のようなものを投げた爆発事件があったばかり。同港での応援演説は取りやめとなり、岸田首相は無事だったが、安全面を考慮してJR和歌山駅前での街宣も中止になりかけていた。
事件発生から約1時間20分後、岸田首相は二階俊博衆院議員らとともに街宣カーの上に立ち、約1500人の聴衆に向け「先ほど雑賀崎の会場で大きな爆発音がありました。詳細は警察の方で調べていただいていますが、大きなご心配を、ご迷惑をおかけした。おわびを申し上げる。しかし、今、私たちは大切な選挙を行っている。皆さんと力を合わせてやり遂げなくてはならない。そんな思いでこの会場に駆け付けました」と力強く話した。