年末は“クール便”約3倍に 配送にあたる人員や車を増やして対応 ネットスーパーの利用者「おかげで生きている」

16日、岐阜県可児市を中心に配達を行っていたのは、2011年創業の物流会社「ココネット」の飯塚さん。客から注文を聞き、買い物代行をするいわゆる「ご用聞き」のサービスや、ネットスーパーで購入された商品の配達などを行っています。(ココネット 飯塚郁恵さん)「きょうは7件。少ないほうですね」届けていたのは、スーパー大手、バローのネットスーパーで注文された商品です。
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(利用者 80代)「もうほとんど4日に1回来てもらっている。もう車もないし、年だし(買い物に)行けない。本当に助かっている。おかげで生きている」注文は、ほとんどが食品や日用品です。今週はまだ平均的な注文数だということですが、年末年始が近づくと例年、食品の注文が増えると言います。
(飯塚さん)「(年末は)お米、お酒、調味料、大きいビンのものなど。生鮮よりは備蓄するためのもの、年末に備えて使うものが比較的多いと感じる」Q.物流はどのくらい増える?「1.5倍くらいになる」
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「ココネット」では、年末年始は配送にあたる人員や車を増やして対応します。(飯塚さん)「この時期は人手が必要ということ、忙しくなるのはいつも(毎年)のことなので、そのために対策を取って、人を増やしておくとか、その前に(繁忙期分の)休みを取っておくなどの対策をしているので、年内は全く大丈夫」
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物流業界はどこも人手不足が大きな悩み。東海地方で「冷凍おせち」を作るメーカーを取材したところ「注文は年々増えているが、物流の問題で製造数を抑えている状態」と話します。特に年末にかけては、ケーキやおせちに加えてふるさと納税の駆け込み注文なども重なり、「クール便」の需要が全国的に高まります。物流大手の佐川急便によりますと、去年12月の「クール便」の受注数は平均的な月に比べ、2.5倍から3倍ほど多く、今年は臨時の冷蔵・冷凍コンテナ200個以上を全国の営業所に設置。対策を取っているということです。
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