誕生日祝う準備着々…名古屋駅前の『ナナちゃん人形』がまもなく50歳に 気になる衣装は「初夏らしい感じ」

名古屋のシンボル、名古屋駅前のナナちゃん人形が、4月28日に50歳の誕生日を迎えます。その誕生日を祝う準備が着々と進められています。 名古屋駅前のシンボル『ナナちゃん人形』。17日は黄色いニット帽にゴーグル、肩からは大人気キャラクター・ミニオンのポップコーンバケツと、ミニオンコーデでキメていました。
いつも様々な衣装で待ちゆく人たちを楽しませている、名古屋駅前の巨大マネキン「ナナちゃん」人形が、まもなく50歳の誕生日を迎えます。街の人:「九州から友達が遊びに来て、ここで待ち合わせてこの辺りでご飯を食べたことがあります」「店の中身自体は変わっちゃったんですけど、ここでよく待ち合わせをしたりして」「私の甥の子供がここでいつも待ち合わせをしていて、自分の子供の名前をナナにしたんです」 ナナちゃんは1973年4月28日、当時若者向けの商業施設だった「名鉄百貨店セブン館」の1周年を記念して設置されました。
身長6メートル10センチ、体重600キロ。クリスマスに合わせてドレスを着たり、夏には浴衣を着たり。
これまでに着た衣装は620着以上と、言わずと知れた名古屋駅前のシンボルです。
ナナちゃんが50歳になるのを前に、名鉄百貨店では17日、誕生日を祝うためのオリジナルグッズなどがお披露目されました。 女性向けファッションブランド「アナスイ」とのコラボ。90種類以上のナナちゃんグッズが登場し、誕生日を盛り上げます。

また、実際に誕生日にナナちゃんが持つバースデーケーキを商品化したものも販売されます。『HAPPY BIRTHDAY NANA』と、ハートで型取られたクッキーの上に書かれ、表面にはカラフルなバラがあしらわれていて、華やかなナナちゃんにぴったりです。
メインとなる衣装について、名鉄百貨店の担当者に聞きました。名鉄百貨店営業企画室の担当者:「『コラボ』がヒントだと思います。たぶんこの会場内にヒントは色々あるんですけど、当日のお楽しみです」 2007年からナナちゃんの大半の衣装を制作している、加藤恵子さんと中川恵子さんに、話を聞きました。
Q.これは大変だったデザインは?中川恵子さん:「ウルトラマンが結構大変でした。ウルトラマンの柄を忠実に作るのが、なかなか難しかったですね」
加藤恵子さん:「ナナちゃんって足が長いからね、バランスが難しい。そっくりにはなかなかできないですね。それと猫背、いかり肩の猫背。猫背用の型紙があるんです」 今のミニオンの衣装も、自宅でミシンなどで作ったといいます。中川さん:「(ミニオンの衣装は)6畳2間で広げるくらい。写真に入らないので、足を曲げているぐらいです」
加藤さん:「靴は80cmぐらいあるんですけど」
過去に作った衣装を広げてもらうと…会議室いっぱいに。スタッフと比べると、その大きさがわかります。
中川さん:「脇とか袖下とか、全部ファスナーで作っています」加藤さん:「頭に支柱があって、足は上がらないし、上から被せる事ができないんですよ」Q.誕生日の衣装のヒントは?中川さん:「ワンピースでかわいらしい柄。初夏らしい感じだよね」 ナナちゃんの50歳特別衣装は一体どんなものになるのか。4月25日夕方に着付けが始まります。