55年前の夢再び! 万博パビリオンの「人間洗濯機」お披露目、ユニホームデザインも継承

2025大阪・関西万博(来年4月13日開幕、夢洲会場)で大阪府・市や地元企業が出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」の展示コンテンツ発表会が20日、大阪市内で開催され、サイエンス(大阪市淀川区)が開発した「ミライ人間洗濯機」がお披露目された。
「人間洗濯機」は1970年大阪万博で、サンヨー館で「ウルトラソニックバス」として展示され、注目を集めたが、当時の出展物の中で唯一、社会実装されなかったものとして知られる。
「ミライ―」はその進化形で、当時の技術開発者とデザイナーに技術アドバイザーとして協力を求めた。
きめ細かな水流が特徴のシャワーヘッド「ミラブル」が人気の同社のホームページによると「ミライ―」は「従来の入浴の概念を変え、カラダを洗うだけではなくココロも洗われる製品」で「入浴するだけで身体を清潔にするだけでなく、背面のセンサーを使用して入浴者の生体データを測定することで、よりリラックスやリフレッシュができる空間を提供し、新しい価値を創造します」と説明している。
また、展示ブースのアテンダントの黄色いユニホームは70年万博のサンヨー館コンパニオンのデザインを継承。55年越しの夢を受け継ぐ形だ。
万博での入浴体験者の第一次募集はすでに受け付けを終了している。