クリスマス~年末年始の天気 「10年に一度」の寒さ・大雪も 交通の乱れに注意

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今年のクリスマスは、日本海側では雪が降り、ホワイトクリスマスになるでしょう。年末は、また強烈寒気が南下するので「10年に一度」の寒さ・大雪の所もありそうです。冬の嵐で、帰省や旅行の時期に、交通機関に乱れがでるおそれもありますので、十分お気をつけください。
日本海側はホワイトクリスマス

21日(土)は「冬至」。「冬至(とうじ)、冬中(ふゆなか)、冬はじめ」という言葉があるように、冬至は、太陽の動きからみれば、冬の折り返し点に当たりますが、冬の寒さからみれば、これからいよいよ本格的な寒さが始まるという時期です。その暦に合わせるかのように、22日(日)~23日(月)は、強い寒気が南下するでしょう。日本海側を中心に、雪や風が強まりそうです。兵庫県・鳥取県では22日(日)に「警報級の大雪」、青森県津軽と下北・秋田県・山形県・福島県会津・群馬県北部・長野県・岐阜県飛騨地方・新潟県では22日(日)~23日(月)に「警報級の大雪」の可能性があります。そして24日(火)クリスマスイブは、北・東日本の日本海側では、雪が続いて、ホワイトクリスマスになるでしょう。ただ、風の強い状態も続くので、ふぶく所もありそうです。25日(水)クリスマスも、札幌など、日本海側では雪の降る所があるでしょう。一方、北・東日本の太平洋側と西日本では、24日(火)と25日(水)は、広く晴れて、空気がカラカラに乾きそうです。空気が乾くと、イルミネーションが一段とキレイに見えますが、キャンドルなど火の取り扱いには、十分お気をつけください。
28日(土)頃から「10年に一度」の寒さ・大雪の所も

そして、年末には、また強烈寒気が南下するでしょう。特に、28日(土)頃からは、寒気の影響を受けやすく、全国的に気温がかなり低くなりそうです。さらに、北・東・西日本の日本海側を中心に、雪の降る量がかなり多くなる可能性があります。気象庁では、最新の1か月予報で、寒さや大雪に注意を呼び掛けるだけでなく、「低温に関する早期天候情報」や「大雪に関する早期天候情報」も発表しています。これは、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい低温・降雪量(冬季の日本海側)となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。28日(土)頃からは、東北日本海側や関東~沖縄では「かなりの低温」、東北日本海側・北陸・群馬県北部・長野県北部・岐阜県山間部・北陸・近畿日本海側・山陰では「大雪」になる可能性があります。さらに「大雪」のタイミングで風も強まるので、日本海側では「冬の嵐」になるおそれもあります。
年末年始の天気を詳しく

年末年始の天気を、詳しく見てみます。札幌では、連日、雲が広がり、雪マークのない日でも、雪が降りやすいでしょう。仙台は、日差しの出る日が多い見込みです。ただ、寒気が入るタイミングで、28日(土)や1月1日(水)など、雪雲が流れ込むこともありそうです。新潟は連日、雪や雨が降るでしょう。スキー場にとっては、恵の雪ですが、車の運転は、路面の凍結に注意が必要です。関東から西は、晴れる日が続くので、初日の出を見られる所が多いでしょう。ただ、最低気温は3℃前後で、風の冷たい日が多くなりそうです。初詣に出かけたり、初日の出を見たりする際は、万全な寒さ対策を心がけてください。「冬の嵐」が、ちょうど帰省や旅行の時期と重なるため、交通機関が乱れるおそれもあります。お出かけの際は、最新の情報を確認してください。