2年に1度一斉に出現! 東村に固有種のケブカコフキコガネ 1月初旬まで確認可能

2年に1度一斉に出現するケブカコフキコガネ=写真(宮城秋乃さん提供)=が、東村高江で多く見られている。触角を扇状に広げて雌のフェロモンを探る雄の姿が特徴。撮影したチョウ類研究者の宮城さんによると、今年は当たり年で、1月初旬まで確認できるという。

コガネムシ科で琉球列島固有種。2年をかけて卵から成虫になり、12月下旬から1月初旬までの数時間、交尾のため地上に出る。胸毛がふさふさとしており、雌は活動的でないため、姿を確認できれば貴重とか。
沖縄本島では、高江と国頭村安波の境界でよく見られ、米軍北部訓練場のヘリパッドのある森の中は発生地の一つ。宮城さんは「整地されたヘリパッドに飛んできた個体は地中に潜れないため、捕食者に見つかりやすくなる」と懸念した。(社会部・塩入雄一郎)2年に1度一斉に出現! 東村に固有種のケブカコフキコガネ 1…の画像はこちら >>