まもなく迎える大型連休を前に、新潟県佐渡市で海上保安庁や運輸局による観光船の安全点検が行われました。
大型連休に向けて、多くの観光客が期待される佐渡市の尖閣湾揚島遊園。
4月20日、佐渡海上保安署と北陸信越運輸局が合同で観光船の安全点検を行いました。
去年4月、北海道の知床半島沖で乗員・乗客合わせて26人が乗った観光船が遭難する事故が発生。20人が死亡し、いまだ6人の行方が分かっていません。
この重大な事故を受け、今回は点検項目24項目のうち、エンジンルームの破損と無線の交信に問題がないかの2項目を重点的に点検し、異常は見つかりませんでした。
【佐渡海上保安署 間端啓文 署長】
「発航前点検を確実に実施し、船体のチェックを行うほか、気象・海象をチェックして安全な運航に努めていただきたい」
【尖閣湾揚島観光 菊地祐一 代表取締役】
「お客様にたくさん来ていただけるものと思っているので、乗船時や下船時に事故がないように、慎重に運営していきたい」
一方、尖閣湾揚島観光では船が航行できなくなった際には、別の船でえい航できるよう対策しているということです。