沖縄県漁業協同組合連合会(県漁連、上原亀一会長)などの初競りが4日早朝、糸満市の糸満漁港にある高度衛生管理型荷さばき施設「イマイユ市場」で開かれた。27キロのメバチマグロに1キロ当たり3万3千円の「ご祝儀値」が付き、2022年10月に泊魚市場(那覇市)から移転して以降の最高値となった。県内でも過去最高値だという。
高値で競り落とされたマグロ=4日、糸満漁港
競り落とした高江洲鮮魚(糸満市)の高江洲馨社長は「景気付け。漁師の労をねぎらい魚をたくさん買って消費していきたい。今日の昼からお魚センターなどで振る舞う」と話した。マグロなどを含め100本以上、計15トンほど購入したという。全て同日で消費される予定。
出品者で「宏徳丸」船長の浦崎泰一(たいいち)さんは「高値にびっくりした。最高だ。マグロ漁獲期間をもっと増やしてもらい、頑張って獲りたい」と喜んだ。
同日のイマイユ市場の水揚げ総量は約23トンで、販売合計金額は2206万円だった。シイラなどの鮮魚も競り人の威勢のいい掛け声とともに競り落とされた。
県漁業協同組合連合会の上原亀一会長は「水揚げ取り扱いの増加に向け、市場の優位性をPRし強化に努めたい」と抱負を述べた。「景気付け」メバチマグロに1キロ3万3千円、過去最高の「ご祝…の画像はこちら >>高値で競り落とされたマグロ=4日、糸満漁港”>