千葉県佐倉市は20日、市内の民間認可保育施設が18日に園外活動を行った際、2歳の女児1人を公園に置き去りにしていたと発表した。女児は付近の住民に保護され無事だった。
市によると、18日午前9時45分ごろ、女児を含む2歳児9人と保育士ら3人が施設近くにある公園を訪問した。約1時間の園外活動の後、保育士らは女児を残したまま公園を出発し、同11時10分ごろの帰園直後の着替えの際に女児がいないことが判明した。
女児が取り残された数分後、住民が公園の出入り口付近にいた女児を発見し、警察に通報。同11時45分ごろ、警察官が周辺を捜索中だった施設職員に引き渡した。施設側は公園の出発・帰園時の人数確認や園長への報告を怠っていた。同日中に保護者に謝罪した。
報告を受けた市は施設側を厳重注意し、市内のその他の教育・保育施設にも園外活動の際の安全管理徹底を呼びかけた。