上司・部下の個人面談、「本音で話せる」は16.6%にとどまる – “話したいことが話せていない”状況も浮き彫りに

Chatworkは4月11日、「上司・部下のコミュニケーション」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2月21日~3月7日、「Chatwork」アカウントを持つ20代~70代のビジネスパーソン1,438名を対象にインターネットで行われた。

「上司・部下とのコミュニケーションに課題を感じていますか?」と質問したところ、60.8%が「感じる(とても+少し)」と回答。「コミュニケーションの課題を解決したいと思いますか?」と聞くと、半数近くが「とても思う」(48.7%)と回答。「少し思う」(38.4%)を合わせると、実に9割近くが改善を望んでいることがわかった。

続いて、「上司・部下の個人面談では本音で話せていますか?」と尋ねたところ、「話せる」と回答した人はわずか16.6%という結果に。「まったく話せない」人は4.7%、「ほとんど話せない」が15.2%となり、最多は「ある程度話せる」で63.5%だった。

個人面談でよく話す内容は、「業務の進捗」(80.7%)がダントツに多く、次いで「会社の方針」(42.6%)、「スキルの向上」(41.4%)、「人間関係」(39.0%)が上位に。一方、個人面談で「話したい・話すべき内容」を聞くと、「業務の進捗」(71.2%)が最多だったものの、次点には「今後のキャリア」(54.1%)が入り、次いで「スキルの向上」(53.1%)と続き、個人面談における「実際の話題」と「話したい・話すべきと感じている話題」とにギャップがあることがわかった。