沖縄県内初の「証拠品センター」も 宜野湾署の新庁舎が落成 バリアフリーにも配慮

【宜野湾】宜野湾署の老朽化に伴う建て替え工事が完了し、12月13日、落成式が新庁舎で開かれた。同市大山の仮庁舎から元の場所に戻った。未解決事件などの証拠資料を保管する県内初の「証拠品センター」を地下に設置した。
落成式で上間誠署長は「署員一同、決意を新たに地域や県民の皆さんの期待と信頼に応えていく」と意気込みを語った。
新庁舎は鉄筋コンクリート造の地上4階、地下1階建て。屋外施設や屋上などを含め総床面積5822・22平方メートルで、旧庁舎の約2・3倍となる。総工費は約25億円。
証拠品の車両などを調べるための点検ピットの他、拾得した犬や猫などを保護する動物小屋も新たに設けた。
災害対策として、庁舎1階の床の高さを隣接する国道58号から約2・4メートル高くし、津波や浸水などに備える。正面玄関にスロープ、1階フロアに点字ブロックを設置するなどバリアフリーにも配慮している。新庁舎では職員約130人が同23日から業務を開始している。
住所は真志喜2の1の3、問い合わせは同署、電話098(898)0110。(社会部・垣花きらら)沖縄県内初の「証拠品センター」も 宜野湾署の新庁舎が落成 バ…の画像はこちら >>

完成した宜野湾署の外観