岐阜県警1日交通部長に…高橋尚子さん母校で交通安全呼びかけ 自転車は「皆さんがヘルメットかぶり道標に」

シドニー五輪マラソン金メダリストの高橋尚子さんが21日、岐阜県警の「1日交通部長」に任命され、母校の県立岐阜商業高校で交通安全を呼びかけました。

テーマは法改正で4月から努力義務となった自転車のヘルメットの着用についてで、後輩たちと危険予知をしながら自転車に乗るシミュレーターを体験しました。

高橋さんは、高校生の時に先輩が自転車の事故で亡くなった悲しい思い出に触れ、生徒たちにヘルメットの大切さを訴えました。

高橋尚子さん
「命を守る、周りの人の笑顔を守るには、本当に生死を分ける命綱になるものがヘルメットです。ぜひ皆さんが凛とした姿でヘルメットをかぶって通学しているところを子供たちや大人の方に見せることで、道標になってもらえるような存在になってほしいなと思います」

岐阜県内で、自転車で交通事故に遭いケガをした高校生は2022年の1年間で101人にのぼり、年代別で最も多くなっています。