ゴールデンウィーク目前……ではあるが、バタバタと新年度を過ごしていたせいで、まだロクに予定も立てられていないという人も少なくないはず。それならぜひ、ファミレスチェーン「ココス」に立ち寄ってみることをオススメしたい。
というのも現在ココスでは、慌ただしい日々の疲れを癒やしてくれるような期間限定の極上スイーツが販売中で、これがまさに特別な思い出体験を作り出すのにうってつけ。甘党から辛党まですべからく喜ばせる、奥深き甘味の世界へどうぞ。
○「味覚の魔術師」が作った「ショコラづくしのパフェ」を実食!
もともとスイーツは大好きだが、その歴史やトレンドを常に追いかけるほど熱心ではなく、「有名なパティシエさんの名前を挙げてみろ」と言われても答えには窮してしまう……。そんな人間だからこそ、ココスでこんな看板を見かけたときは心を惹かれたものだ。
「ショコラ デザートフェア」? 「世界が恋した、本気のショコラ」? なんかスゴそうだけど、一体何が起きているのだろうと近づいてみると……。
どうやら、世界に名を馳せる「ミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマ」のオーナーシェフ・土屋公二さん監修のスイーツを期間限定で展開しているらしい。ミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマはさすがに聞き覚えがある。実際に行ったことはないが、たしか“超”が付くほどの名店だ。まぁそりゃそうか、ココスとコラボしている時点でハンパなレベルじゃないことは確定なのだろう。
テーブルでゆっくり調べてみると、土屋公二さんというシェフは2019年に「世界のベストショコラティエ100人」に選出されたトッププロで、「味覚の魔術師」「ミスターカカオ」などの異名も持っているそうだ。テレビなどにも頻繁に出演しており、当然、東京の奥渋谷にある「ミュゼ ドゥ ショコラ テオブロマ」も連日大盛況となっているようだ。
いや、スゴいな。実際に食べてみたいけど、日本を代表するショコラティエが構えたお店なんて入るだけでも緊張してしまいそうだ。……あっ、でもアレか。ココスなら土屋さんが監修したショコラを気軽に味わえるってワケだ。それって最高では? 今ようやく、事の重大さに気付いたぞ! すげぇ!
さて、メニューは4種類あるようだけど、どれにしようかな。
うん、やっぱり一番目立っていたコレがいいだろう。「ショコラづくしのパフェ」(1089円)をポチッと注文し、待つこと数分……日本を代表するショコラティエが監修したショコラのパフェが到着!
これが……!
「味覚の魔術師」と呼ばれ……
「ミスターカカオ」と呼ばれた天才ショコラティエが監修した……
「ショコラづくしのパフェ」か!
めちゃくちゃウマそうだ。食べるのがもったいないくらいだけど、アイスが溶ける前にいただこう。まずはチョコアイスにビターチョコクリームをたっぷりつけて……いただきます!
こっ、これは……これはッ! ウマい!! ウマすぎるッ!!
チョコアイスにはチョコチップ的なチョコが入っていて歯ごたえもよし。チョコソースはなめらかで上品な甘さで、「こんなにチョコレートチョコレートしている食べ物、さぞ甘いのだろう」と思いきや、全然そうじゃない。想像していたよりずっと甘さは控えめで、多分、カカオ本来の濃厚な旨みを一番引き出せる量の糖分に調整しているのだと思われる。なんなら、かすかな苦味まで感じられるし、これはかなり大人な味。
マジで絶妙な甘さ。マジで濃厚なショコラ感。これはそこらのチョコスイーツとレベルがちゃうでー!
ショコラはオレンジやフローズンスグリなどのフルーツ類との相性抜群。柑橘やベリーの酸味がショコラの濃厚な甘みの中にスッキリ感を与えてくれる。
続いて出てきたのはバニラアイス……ではなく、塩キャラメルアイス。
なぜ塩キャラメルアイス? と思ったが、これがまためちゃくちゃウマい! 塩っぱさはショコラの甘みを引き立て、キャラメルの香ばしさはショコラにさらなる複雑さを与えている。
マジでスゴい。一口一口まったく別物のショコラを食べているようだ。「味覚の魔術師」の異名は伊達じゃないし、もはやそう名付けた人も天才だわ。
パフェにはチョコプリンやチョコクリスピー、チョコブラウニー、カカオゼリーなど、チョコレート系のスイーツがこれでもかというくらいバラエティ豊かに詰め込まれており、途中にはまたオレンジやキャンディング(カラメルで薄くコーティングした)アーモンドなども入っており、味わいの変化も常に楽しめる工夫が施されている。
だからこそ濃厚なのに最後まで飽きがこないし、夢中に食べているうちにあっという間に完食してしまう。これはひとりでも多くの人に味わってみてほしいな~。
ちなみに、ミニサイズの「ショコラとオレンジのグラスパフェ」(495円)や「Wクリームのショコラクレープパイ」(605円)、「ショコラとオレンジのケーキ」(759円)など、スイーツの種類も豊富にラインナップしている。
食後のデザートとして食べてもいいし、少しずつシェアして全メニューコンプリートを目指すのもいいだろう。今年の大型連休は最大9連休だそうだが、うち1日は近くのココスで土屋シェフプロデュースのショコラを味わってみてはどうか。