きょう21日 黄砂が日本海側を中心に飛来の可能性 影響や対策は?

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きょう21日の夜にかけて、東北や北陸、中国地方など日本海側を中心に黄砂が飛来する予想です。黄砂が洗濯物や車に付着する可能性があり、注意が必要です。
きょう21日 黄砂が飛来か

上の気象衛星画像を見ると、日本海に黄砂とみられる茶色の箇所があります。きょう21日、中国や朝鮮半島では黄砂が観測されています。きょう21日の夜にかけて、日本列島にもやってくる予想で、東北や北陸、中国地方など日本海側を中心に黄砂が飛来する可能性があります。今月12日(水)から13日(木)ほどの濃度にはならない見込みですが、黄砂が洗濯物や車に付着する可能性があり、注意が必要です。洗濯物は部屋干しが安心です。車に黄砂が付着してしまった場合は、タオルやぞうきんで拭くと細かなキズをつけてしまうことがあります。高圧洗浄などの水洗いが効果的とされていますので、洗浄すると良いでしょう。
黄砂はどこから? 影響は?

黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象です。黄砂は、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。黄砂が最も多く観測されるのは、春(3~5月)で、時には、空が黄褐色に煙ることもあります。また、黄砂は秋に飛んでくることもあります。日本で、黄砂が観測される回数が多いのは西日本ですが、東日本や北日本など広い範囲で黄砂が飛ぶこともあるのです。黄砂の影響は、量が少ないと、遠くの景色がぼんやりかすむ程度ですが、黄砂の量が増えるにつれて、車や洗濯物などが汚れてしまったり、小型航空機の運航に影響がでたりすることもあります。黄砂が予想される場合は、注意が必要です。

黄砂の健康への影響を予防するには

黄砂の健康への影響を予防するには以下の3つのポイントがあります。① 日頃から最新の情報をチェックし、黄砂の飛来予測を把握しましょう。② 黄砂が飛来している時は、不要不急の外出を控えることで黄砂を吸い込んでしまう量を減らすことが期待できます。特に、高濃度の黄砂が飛来しているときには、屋外での長時間の激しい運動は避けるとよいでしょう。 呼吸器や循環器に疾患のある方、小児、高齢者の方などは、体調に応じて、より慎重に行動することが大切です。洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。③ 黄砂が飛来している時は、マスク(不織布マスク等)を着用することで、ある程度の予防効果が期待できます。マスクを着用する場合には顔の大きさに合ったものを選び、空気が漏れないようにしましょう。