「手相を見てあげる」白昼の路線バス内で女性の体をもてあそんだ 自称・中国人水墨画講師の手口

自称、水彩画講師の中国人の男は「手相を見てあげる」「血行を見てあげる」とささやき、白昼堂々、路線バスの車内で、恐怖のあまり抵抗できない女性の体を触りまくっていた。
東京・武蔵野市内を走行中のバス車内で隣に座った女性の体を触ったとして、東京都清瀬市の中国籍の偉容疑者(59)が17日、強制わいせつの疑いで警視庁武蔵野署に逮捕された。
容疑者は3月14日午前9時半ごろ、西東京市内のバス停に並んでいた面識のない20代の社会人の女性に声をかけ、世間話をはじめた。女性が停留所に到着したバスに乗り込むと、容疑者も一緒に乗車。わざわざ女性の隣に座った。
■他の乗客もいる中、白昼堂々の犯行
すると容疑者はいきなり、「手相を見てあげる」と言い出し、女性の右手を触りだした。続けて「血行を見てあげる」と言って女性の右足ふくらはぎや、首を揉み、触る範囲を広げていった。女性が抵抗できずに黙っていると、容疑者の行為はますますエスカレート。まず女性の服の上から胸を触り、さらに服の中に手を突っ込み、ブラジャーの中まで手を伸ばし、直接、乳房に触れた。
その後、容疑者は何事もなかったかのように途中のバス停で下車。女性は終点のJR三鷹駅前でバスを降り、近くの交番に駆け込んで被害を訴えた。事件当時、容疑者が女性に名前を名乗っていたことから、関与が浮上。車内や周辺の防犯カメラの映像を確認して、特定した。
調べに対し、容疑者は「やっていません」と容疑を否認。女性は「恐怖で声を出せなかった」と話しているという。

付近では同様の被害相談が他にも寄せられているというから、容疑者が「手相占い」を口実にエロ行為を繰り返していた可能性がある。容疑者は最寄り駅から徒歩30分ほどの築20年以上の都営アパートに住み、在留資格も持っているという。
「都内の各地で高齢者などを相手に、定期的に水墨画講座を開いていたようです。山水画などの基本的な描き方を教えていました。来日してから、もう数十年経っているはずで、日本語は堪能です」(容疑者を知る関係者)
18日には、名古屋市から新宿に向かう夜行バスの車内で、女子大生(20)が隣の席に座った大学生の男(23)に4時間にわたって断続的に体を触られる事件があった。女子大生は、バスが神奈川県の東名高速・中井パーキングエリアに着いたところで、運転手に被害を訴え、男は駆け付けた警察官に現行犯逮捕された。
声も出せず、抵抗もできず、耐え難い精神状態にある女性の体を散々もてあそぶとは、卑劣極まりない。