12歳少年がバスを運転し100キロ移動 不敵な態度にもバス会社は寛容

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勝手にバスに侵入し、運転を始めた12歳の少年。大移動した末に見つかったが、バス会社が寛容な姿勢を示していることを『AsiaOne』など海外メディアが伝えた。
12日のこと、シンガポールで暮らす少年(12)が無断で1台のバスに乗り込んだ。運転席に座った少年はエンジンをかけて発車させ、約5時間にわたり運転するという出来事があった。
その間に少年が移動した距離は、なんと約100キロ。バスの車体に傷がついても気にすることなく運転を楽しんでいたが、警察に追われていることに気づいて、仕方なくバスを乗り捨てたと報じられた。
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ほどなくして少年は警察に身柄を確保されたが、気まずかったせいか、大人の顔を見ながら笑顔を浮かべる一幕もあったという。
今は素直に捜査に協力しているというが、何がしたかったのか、どこかに行くつもりだったのかなど、肝心の動機に関する詳しい情報は現時点では伝えられていない。
バス会社は少年がまだ12歳である点を考え、「過度なストレスをかけたいとは考えていません」と発表。また少年が通う学校では試験の期間が近づいているのだといい、その点も考慮してあげたいと説明している。
若い世代に対しては、とにかく寛容な気持ちを持ってうまく導いてあげたいと明かした同会社。今回の出来事については重く見ており見過ごすつもりもないというが、厳しい罰を求める気はないもようだ。
この件について報じられた後、人々からは少年に対する批判の声が噴出。
「安全について、この子はまったく気にかけていない」「運が悪ければ人を轢いて死なせていた可能性もある」「この図太さはえげつない」といったコメントが、インターネットに多数書き込まれている。
こういうことが起こるたび、「子供だから許されるのか」「大人なら刑務所に送られるのではないか」という声も必ずあがる。学校におけるいじめも含め、内容によっては子供でも厳しく罰するのが真の教育だと考えている人は少なくない。