12人の子の母が帝王切開で出産後に死亡 全員引き取った祖母は「死の真相知りたい」

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帝王切開で出産後、いきなり亡くなった大家族の母親。その日から12人の孫を引き取り大変な苦労をしている祖母が、「娘の死の真相を知りたい」と語った。出産から現在までの経緯を、『People』などアメリカのメディアが伝えている。
昨年12月のこと、アメリカ・ミシガン州デトロイトで暮らしていたニキータ・ワシントンさん(35)が、出産するためひとりで大学病院に向かった。ニキータさんの夫は服役中で、付き添うことができなかったからだ。
22日の晩には手術室に入り、帝王切開で赤ちゃんを出産。生まれたのは元気な男の子で、ニキータさんの母パトリシアさんも誕生したという知らせを聞いて喜んだ。
しかしその翌日、パトリシアさんたち家族は意外な知らせに衝撃を受けた。術後にニキータさんが大出血し、死亡したと聞かされたのだ。
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12人もの子を残してニキータさんが亡くなったため、祖母にあたるパトリシアさんが全員を引き取って育てることを決めた。一番年上の子は19歳だが、12月に生まれた子はまだ小さく世話も大変だ。
それでも「立派に育てあげる」というパトリシアさんの決意は揺るがない。
「十分に考えて引き取ったんです」「子供たちをバラバラにしたりしませんよ、私が全員の世話をするんです」と話すパトリシアさんだが、問題は山積みだ。いきなり大家族になったため、十分なスペースがある家を探して引っ越す必要もある。

パトリシアさんはメディアの取材に応じ、「今も多くの疑問が残ったままです」「『どうしてこんなことになったのか』と、自問自答する日々です」とも語った。
というのも手元にあるのはニキータさんの死亡証明書だけで、医師からは十分な説明もない。今も検視結果を待っているパトリシアさんは、医療ミスがあったのかも含めすべてを把握したいと語った。
ニキータさんの死に納得できないまま、パトリシアさんは孫の世話に忙殺されている。一部メディアは大学病院にコメントを求めたが、指定した期日までに回答を得ることはできなかったと伝えた。