15日朝、名古屋市熱田区で乗客約60人を乗せた市バスが、扉を開けたまま8メートルにわたり走行しました。乗客の多くは受験会場に向かう中学生でしたが、ケガ人やバスの遅延はありませんでした。名古屋市交通局によりますと、15日午前8時ごろ、名古屋市熱田区桜田町のバス停で、乗客約60人を乗せた「瑞穂運動場東」行きの市バスが、前の扉を開けたまま出発し、約8メートルにわたり走行しました。運転手(46)がすぐに気づいて扉を閉め、ケガ人はいませんでした。乗客の多くは、受験会場に向かう中学生でしたが、ケガ人やバスの遅延は発生しませんでした。運転手は、名古屋市の聞き取りに対し、「普段よりも乗客が多く、後ろのドアの開け閉めに苦労していて、前の扉に意識が向いていなかった」などと説明しているということです。市バスが扉を開けたまま走行する事案は、今年度8件目です。名古屋市交通局は、運転手への注意喚起を徹底するとしています。
受験生乗せた市バス 前の扉を開けたまま走行「後ろのドアの開け…の画像はこちら >>