「食べる機会減っている」高騰続く“野菜”を大手スーパーが4日間限定で値下げ!買い控えせざるを得ない状況に店側も工夫

野菜の高値が続く中、大手スーパーが期間限定で野菜の値下げを展開しています。止まらない高騰に「野菜を食べる機会が減った」という声も聞かれる中、売り場では値下げされた野菜に手を伸ばす人の姿が見られました。
新潟市江南区のスーパー。高騰が続くキャベツはひと玉493円ですが、2分の1カットや4分の1カット、ざく切りを一つの棚に並べ、お客が選びやすくなる工夫がされていました。【松村道子キャスター】「ハクサイも同様です。2分の1カット、4分の1カット、その間にはなんと8分の1にカットされた商品が75円で販売されています」農林水産省によりますと、先週のキャベツの価格は平年の3倍以上、ハクサイは2倍以上、レタス・ダイコン・トマトなども軒並み高騰しています。【お客】「野菜はちょっと高くて買えない。(Q.以前と比べて野菜を口にする機会は?)少なくなっている」
買い控えせざるを得ないほど野菜が高騰する中、こちらのスーパーでは1月17日から4日間限定で一部の野菜の値下げを実施しています。【イオンスタイル新潟亀田インター 筒井秀和 食品課長】「近年の異常気象・自然災害の影響に伴う、全国的な野菜の出荷量減少による価格上昇に対応するために実施している」キュウリは通常1本84円のところ62円に、タマネギは1個84円のところ51円に。去年の夏から高値が続くトマトは…【イオンスタイル新潟亀田インター 筒井秀和 食品課長】「(Q.税込み105円とあるが通常は?)150円以上。全国各地から仕入れをすることによってこの価格が実現する」トマトは熊本から、キュウリは高知からなど全国各地からの仕入れで実現できた価格にお客は…【お客】「毎日来ているが、きょうはちょっと安かったので買った。(Q.最近の野菜高騰は?)ちょっと異常では」【お客】「買いやすいと思う。すごく高くて、鍋もしたいが我慢しようかなという気持ちになっているので」通常より80円ほど安い、ひと袋192円のホウレンソウを購入した人は…【お客】「キャベツが2~3日前にグッと一気に上がったので、きのうからホウレンソウ一筋。小さい孫もいるから栄養面を考えて」孫たちに届けたいと5袋を購入しました。農林水産省によりますと、キャベツ・ハクサイなど多くの品目で1月いっぱいは高値の傾向が続く見込みだということです。小売店も工夫を重ねる一方、消費者が価格を気にしながら野菜を購入する日々はまだ続きそうです。