2023年版「シロアリ注意報」をアサンテが公開、ピークは平年より早め

アサンテは4月20日、2023年版の「シロアリ注意報」をホームページ上に公開した。

公開したのは、同社が2007年より開始した独自の取り組みによる、25都府県のシロアリの羽アリ発生情報をタイムリーに知らせるもの。

シロアリは年中、人目につかない家屋の床下などで木材を加害しているが、春先から初夏にかけては目視で確認できるようになり多くの人が被害に気付くという。

これは、巣別れのために新しい女王アリと王アリが羽アリとなって巣から飛び出すため。一般的にヤマトシロアリの羽アリは黒褐色で4月~6月頃、イエシロアリの羽アリは赤褐色で6月~7月頃に飛び立つ。

同社では、過去10年間の羽アリの発生傾向と気候データをもとに、今年の羽アリ発生のピークを知らせる「予報」を作成。また、4月下旬からは同社に寄せられる羽アリの発生情報を随時集計して知らせる「注意報・警報」を通じてシロアリ被害に対する注意喚起を行うとのこと。

今年のヤマトシロアリの羽アリの群飛(スウォーム)のピークは、同社独自の予想によると平年より少し早くなることが見込まれるという。

雨上がりで気温が上がった昼間にヤマトシロアリの羽アリの群飛が起こる可能性が高いため、要注意とのこと。