スーパー駐車場でトラックから2700万円分の硬貨が散乱 盗んだ犯人はいまだ逃走中

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日本でも近年、強盗や詐欺事件が急増している。犯行の巧みさや凶暴性が注目されているが、高額な被害額にも驚くばかりだ。
このたびはアメリカで、大量の硬貨を積んだトラックが狙われたうえ、犯人はいまだ逃走中という事件が発生した。『NEW YORK POST』や『abc』が報じている。
事件は13日の朝6時頃、ペンシルベニア州のフィラデルフィア北東部のある地域で発生。大型スーパーマーケット『ウォルマート』に停車していた大型トラックの荷台がこじ開けられ、積んでいた10セント硬貨が地面に散乱した。
第一発見者は運転手の男性で、なんと総額75万ドル(約1億円)が積まれていたという。
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運転手はその前日、市内の造幣局から大量の10セント硬貨を預かり、約1,900キロメートル離れたフロリダ州まで届ける予定だった。
すでに夜遅かったため、翌日からの長距離輸送に向けて休憩するべく、トラックは同店舗の駐車場に停めて市内にある家に帰宅したという。
運転手のその行動は無防備に思われるが、警察署のジャック・ライアン警部によると、走行距離が半端ないアメリカの運転手にとっては「よくあること」だそうだ。
そして翌朝、運転手は再び駐車場へ。トラックの荷台のドアが何者かによってこじ開けられ、積んでいた硬貨が盗まれているのを発見し、警察に通報した。

被害総額は20万ドル(約2,700万円)で、犯人はいまだ逃走中。この近辺では最近、トラックの荷台から貨物が盗まれる事件が多発しており、テレビや冷蔵庫、ニワトリなどが盗まれているという。
警察がスーパーマーケット周辺の防犯カメラを確認したところ、朝6時過ぎに白いセダンと深緑色のトヨタのピックアップ車が逃走していく様子が映されていた。
ナンバープレートはカバーで覆われ、窓ガラスにはスモークがかかっており、捜査は難航している。犯人は6人のグループと考えられており、警察は引き続きその行方を追うとともに、多発している強盗事件との関連についても調査中だ。