かつて欧州でも…将棋タイトル戦『海外対局の歴史』6月の棋聖戦第1局はベトナムのホテル「ダナン三日月」で

将棋の海外対局は、かつてはヨーロッパなどでもありました。 1990年代、賞金が1番高い竜王戦での対局が多く、ドイツとイギリスでは羽生善治さんと谷川浩司さんが対局。中国でも過去に上海や北京、香港などで対局がありました。 直近は2019年に台湾で行われた叡王戦です。棋聖戦第1局はそれ以来の海外対局で、実に4年ぶりとなります。
今回のベトナム対局は、6月5日に「ダナン三日月」で指されます。2022年6月にオープンしたばかりのホテルで、対局はアンバサダースイートという部屋に畳を敷いて行われる予定です。「ダナン三日月」は日本の「ホテル三日月」グループが運営していて、棋聖戦では過去2年連続で千葉・木更津市の「龍宮城スパホテル三日月」で、棋王戦では3月に栃木・日光市の「日光きぬ川スパホテル三日月」で使われました。 これらの対局、藤井六冠はいずれも勝利しています。相性のいいホテル三日月、ベトナムでも勝利となるでしょうか。