国内で八重山諸島のみに自生するゴバンノアシが沖縄県石垣市平得の松島昭司さん(75)宅の庭で実を付けている。
サガリバナ科の常緑中高木で6~7月に白い房状の花が夕方から咲き始め、サガリバナと同じように早朝に散る一夜限りの花だ。
10年前に友人からもらって植えたという苗木は高さ約4メートルまで成長。枝に直径約7センチの実がぶら下がっている。
松島さんによると、1カ月前に結実し、徐々に大きくなり茶色に熟した後、落果。「カラスも食べないので、落ちた実が庭にごろごろ転がっている」と話す。
海岸付近に生え、果実は水に浮く軽さで、海流に乗って遠くへ運ばれる。和名の通り果実が碁盤の脚に似ている。(南風原英和通信員)「カラスも食べないので落ちた実が庭にごろごろ」国内では八重山…の画像はこちら >>