TikTokerの母娘、「不倫をバラす」と脅され男を殺害 死亡直前の音声が裁判で明らかに

TikTokのインフルエンサー“マヤ“として知られるメヘク・ブカリ(23)と、その母親アンスリーン・ブカリ(46)が、昨年2月にサキブ・フサイン(21)を殺害した事件の裁判が行われていると、英Mirrorなどが報じている。
英Mirrorによると、既婚者だったアンスリーンはフセインと約3年間に渡り不倫関係にあったという。別れを切り出したアンスリーンにフサインはひどく執着し、「別れるならお前の夫と息子にセックステープを送ってやる」と脅迫。アンスリーンは娘と共謀し、イギリスのレスターシャーでフサインの車を執拗に追いかけて路肩の木に激突させ、フセインを殺害した罪に問われているという。
24日にレスター・クラウン法廷で始まった裁判では、フサインが死亡する直前に警察へ通報した際の音声が公開された。
「車2台に追いかけられてる! 包囲しようとしてるんだ。警察署には行けない。今すぐ助けてくれ!」「奴らは俺のすぐ後ろにいる。目出し帽を被っている」「俺を殺そうとしてる! 車にすごいスピードで突っ込んでくる! お願いだ! 死んじまう!」
悲鳴の後に激しい衝突音が聞こえ、音声はそこで途切れた。車を運転していたのはフサインの友人で、彼も同時に命を落とした。また、事件のおよそ1カ月前には娘のメヘクが「今年はあなたが死んじゃう年ね。残念だわ、サキブ」とメッセージを送っていたことも法廷で明かされ、検察側はフサインと友人の死因が単なる交通事故ではなかったと主張しているという。
The Sunは、不倫の暴露はアンスリーンと夫の結婚の破綻だけでなく、12万人以上のフォロワーを持つメヘクのインフルエンサーとしての評判も貶める可能性があったため、フサインの謀殺を計画したと見られていると報じている。
母娘と、彼女らに協力した6人の被告は揃って容疑を否認している。