意外に若者向け? 運転大好き女子、メルセデス・ベンツに初めて乗る!

あるクルマ好きは「あえて、メルセデス・ベンツには乗らない」と話します。なぜなら、メルセデスに乗ってしまうとあまりにもよすぎて別ブランドに乗り換えられなくなるため、いろんなクルマに乗ってみたいという夢が自動的に終了してしまうからだそうです。そんな魔性の魅力を持つメルセデスのクルマに、運転大好き女子の一瀬優美さんが試乗しました。人生初のメルセデスだそうです!

○「ベンツ」のイメージが変わった?

今回の試乗はこちら、メルセデス・ベンツの「Aクラス」と「Bクラス」です! 初めてのメルセデスにドキドキとワクワク。お天気にも恵まれました!

まずはAクラスのセダンから試乗。近くで見るとカッコよさと存在感に圧倒されます。Aクラスはメルセデスで一番小さいクルマと聞いていたのですが、ボディは重厚感がありますね。目を引かれたのはフロントデザイン。よーく見ると、メルセデスのロゴがびっしり入っていてオシャレです!

内装は高級感の中にスタイリッシュな雰囲気もあってとにかくカッコいい! 綺麗な赤がアクセントになっていてオシャレです。「ベンツ」というと勝手なイメージで、あまり若者向けのクルマではないのかなと思っていたんですが、内装を見てイメージがガラッと変わりました。

運転してみるとどうなんでしょう。今回は大磯ロングビーチを出発して箱根ターンパイクへ向かいました。

まず、乗り降りしやすいのが個人的に嬉しいポイントです。特に女性は重要視する方が多いのではないのでしょうか? 運転席も助手席も、スカートやヒールだと乗り降りするのに大変な時があるんですが、Aクラスはすんなり乗り込めました。

シートは包まれるような感じで、長時間の運転でも疲れにくかったです。手にしっかりフィットするハンドルもいいですね! 安心感があります。

桜満開の中、滑らかに走り抜けるドライブは気分も上がります。安定した走りは乗り心地もよく、軽やかな加速が気持ちよかったです。

続いて、Bクラスに乗り換えです。

セダンより広々とした車内にボディと同じ赤のアクセントが入ってオシャレです。サンルーフも発見! お天気のいい日は全開にしてドライブしたくなっちゃいますね。

Aクラスにもありましたが、車内には色が自由に変えられるLED(アンビエントライト、というらしいです)が付いています。ボタンひとつで手軽に雰囲気を変えれるのは面白いアイデアですね! 海へ行くときは青にしたり、夜のドライブの時は落ち着いた色に変えたりして楽しみたいです。

Aクラスより少し大きい車体の運転に少しドキドキしたのですが、そんな心配は不要でした。Aクラスより背が高いからか、視界も広がり開放的です。
○メルセデスは入門編でも先進装備が満載

これはAクラスもBクラスもそうですが、メルセデス・ベンツは音声認識を含め車内のディスプレイの操作性が評判だそうですね。ということで、私もクルマにいろいろと話しかけてみました。

MBUXに何かをお願いするときは「ハイ、メルセデス」と声をかけます。すると反応が! 「箱根ターンパイクへ行きたい」と伝えるとナビを設定してくれました。実際に誰かと話しているかのような反応のよさと正確さは感動もの。ほかにもエアコンの温度設定や室内照明まで調整してくれるんだそうです。運転手のいい相棒ですね!

こちらもA/B共通ですが、メーターとセンターディスプレイが一体化した横長のパネルがカッコいいですね~。センターにはナビやクルマの設定、マルチメディアシステムなどが表示できて、運転席の前にあるメーターパネルも表示がいろいろと変えられるようでした。

画面はハンドルのボタンで簡単に切り替えられます。メーターパネルの真ん中にはオーディオ、スピードメーター、時計、燃費などなどいろんな情報を表示させられましたが、私はナビゲーションにしました。中央のディスプレイまで目線を動かさなくてもナビが見られるのはありがたいです。さらにヘッドアップディスプレイもあるので、ほとんど顔や視線を動かす必要もなく運転に集中できます。

今回の試乗で一番驚いたのが「ARナビゲーション」です。

ARとは拡張現実のこと。ネットショッピングでAR機能を使ったことはありました。棚を買うときに、実際の部屋に置いたらどのくらい幅をとるのかARで確認できる機能だったんですが、雰囲気なども知ることができて、とても便利でした。ARってナビにも搭載できるんですね。

ARを試してみると、ナビの画面に実際の道路の映像が映し出されて、そこに矢印が出現し、曲がる方向を指し示してくれます。慣れない道や入り組んだ道路だと、ここで曲がるべきなのか次の交差点なのか、迷うことがあります。それがARだと、矢印通りに進めばいいので迷うことはなさそうです!

先進の技術では「ACC」も使ってみました。感想としては、ほとんど自動運転です。

高速道路に乗ったら、ハンドルのボタンひとつでACCを起動できます。車間距離やスピードの設定も簡単。基本的には速度調整もハンドル操作も自動でやってくれるので、長距離ドライブでは本当に便利で足も疲れません。こういう機能はほとんど使ったことがなかったので、正直にいうとそこまで信頼することができず、「本当に大丈夫なのかな?」と不安に思っていた部分もあったのですが、実際に使ってみると考え方が変わりました。

桜の花びらがひらひら舞い落ちる箱根の山で、メルセデスの魅力を存分に感じられた試乗でした。いいクルマで、いい景色の中をドライブするのは最高ですね! スマートに運転できるAクラスセダン、開放的で広々とした車内が魅力のBクラス。スタイリッシュなデザインにふさわしい機能が盛りだくさんの素敵なクルマでした。

一瀬優美 いちのせゆうみ 1993年神奈川生まれ。アイドルやレースクイーン、イベントコンパニオンとして東京モーターショーや東京オートサロンなどの自動車関係イベントに出演。現在は撮影会の運営をしつつ自身も出演している。ドライブが大好きで音楽を聞きながらあてもなく出かけているが、誰かを乗せると途端に緊張してしまう。仕事が好きで趣味は仕事、特技は貯金。夢は広いドッグラン付きの家に住んで保護犬と暮らすこと。Twitter:@s2yuumi。Instagram:yuumi_ichinose。 この著者の記事一覧はこちら