玉川徹氏、「アイス問題」で炎上した中国のBMW不買運動騒動に疑問…「炎上が広がっているのはコンプレックスの裏返しなのかな」

テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は27日、中国・上海で今月18日から開催中の自動車展示会「上海国際モーターショー」で、ドイツ大手BMWの展示スペースの担当者が外国人にだけアイスクリームを配ったとする動画がインターネット上に投稿され中国国内でBMWの不買運動が起こっていることを報じた。
SNSに公開された動画によると、担当者が中国人の女性客に「(アイスは)配り終わった」と説明。その数秒後、訪れた外国人にアイスボックスから取り出してアイスを渡した。ネット上では「中国人をばかにして外国人におべっかを使っている」との批判が相次いだ。
番組では、この動画をきっかけに中国国内でBMWの車を破壊する投稿など不買運動が起こったことを伝えた。こうした批判が相次ぎ同社は謝罪に追い込まれた。また、外国人にアイスクリームを渡した経緯を「従業員の分のアイスを取り置きしていたのです。映像に映っていた4~5人の外国人は従業員です」と説明したことを番組は報じていた。
今回の問題にコメンテーターで同局の玉川徹氏は、不買運動などに「過剰だと思いますね」と指摘した。さらにBMWがアイスクリームは社員用と説明したことに「それを聞けば、あぁそうだったのかで済む話じゃないかなと思うんです。それなのにさらに炎上が広がっているのは、僕はコンプレックスの裏返しなのかなと思います」とコメントした。
続けて「ドイツとかヨーロッパとか先に進んだ国に対して今、(中国は)追いつこうとしているわけですけれど、そういうふうな国に対するコンプレックスがこういうふうな火をつけてしまう部分があったんじゃないか、と。むしろ間違った愛国心というか、インフルエンサーも間違った愛国心を利用してPVを稼ごうとしている。こういのは良くと思います」と指摘していた。