テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は27日、岩手県釜石市の全市民約3万2000人の住民基本台帳データを元職員ら3人が業務外でやりとりした情報漏えい問題を報じた。
市は2022年5月に業務外でデータをやりとりしたとして元職員2人を懲戒免職処分などとしていた。
今回の問題で市が設置した調査委員会は3月29日に「組織的な管理体制が不十分」とする報告書を公表した。コンプライアンス(法令順守)に関する研修などを実施し、再発防止策に取り組むとしている。
番組では、個人情報を持ち出した職員が市民の個人の情報を見ながら、メールであざ笑うような会話をしていたことを報じた。その中では施設使用料などの滞納者について「滞納者が偽善ぶってんじゃねぇよってイラっとした」「滞納しているくせに偉そうに」などの会話の中身を伝えた。
司会の羽鳥慎一アナウンサーは今回の問題に「本当にマイナンバーはじめて情報大丈夫なのかという不安感も今回の罪なところなのかなと思います」と指摘していた。