名古屋刑務所で複数の刑務官が受刑者に暴行を加えていた問題で、28日、刑務官13人が特別公務員暴行陵虐などの疑いで書類送検されました。
名古屋刑務所を監督する名古屋矯正管区は28日に会見を開き、受刑者3人に対して暴行を加えるなどした21歳から37歳までの男性刑務官13人を、特別公務員暴行陵虐などの疑いで書類送検したと発表しました。
このうち25歳の男性刑務官は、2022年6月から8月にかけ、部屋の中にいる受刑者を外から引っ張り、額を覗き窓にぶつけさせ目にケガをさせたとされています。
法務省矯正局の参事官:
「関係職員の人権意識の欠如ですとか、受刑者の特性に応じた処遇方法が十分に検討・共有されていなかった」
書類送検された13人の刑務官は、停職や減給の懲戒処分を受け、このうち3人が依願退職しました。