補助金が縮小されたことで1月16日から全国で5円ほど価格が上がったガソリン。その価格には地域差があるため、少しでも安いガソリンを求め、県をまたいで給油に訪れる人が増えていると言います。
【記者リポート】
「長野県にあるガソリンスタンド。レギュラーガソリンの1L当たりの価格は196円と表示されていて、新潟県の平均価格よりも13円ほど高くなっています」
1月16日に政府の補助金が縮小されたことで、全国でガソリン価格が1L当たり5円ほど値上がりし、20日時点で長野県の平均価格は全国で2番目に高い『193.5円』となりました。
その一方で…
【記者リポート】
「新潟県妙高市にあるガソリンスタンド、レギュラーガソリンの価格が190円ということで、先ほどのガソリンスタンドに比べ、6円ほど安くなっています」
長野県の店舗からわずか10分車を走らせ、妙高市に入れば1Lあたり6円も安くなるため、長野県から県をまたいで給油しに来る人が増えていると言います。
【コバネン 長尾千代美さん】
「長野県ナンバーのお客様は多少増えていると感じている」
輸送コストなどがかかり、全国の中でも価格が高くなっている長野県。27日も妙高市のスタンドには長野県民の姿がありました。
【長野県民】
「嫌だ。(長野県は)高すぎる。長野より(ガソリンが)安い」
【長野県民】
「ちょっと離れたところでも、新潟のほうが少し安いから入れに来ている」
【長野県民】
「ガソリンがちょっと安いから、ここまで来て節約している」
店側も期待に応えようと、価格の上昇を抑える努力を重ねていると言います。
【コバネン 長尾千代美さん】
「実際は、かなりギリギリなところではある」
石油情報センターによりますと、今後しばらくは、さらなる大幅な値上げはなく、価格は横ばいで推移するとみられるということです。