米軍、嘉手納基地でパラシュート訓練 沖縄県や周辺自治体が中止求める 2カ月連続、訓練の常態化懸念

米軍は28日午後3時49分ごろから、沖縄県嘉手納町にある米軍嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施した。昨年12月18日以来2か月連続で、今年初めて。
降下訓練はKC130空中給油機1機から、少なくとも7人が同基地に向けてパラシュートで降下した。
降下訓練は1996年の日米合意で、原則的に伊江島補助飛行場で実施することになった。米軍は同飛行場の滑走路の不具合などを理由に嘉手納での訓練を「例外的」と主張。20年7月を最後に行っていなかった降下訓練を23年12月に約3年5カ月ぶりに実施した。県や基地周辺自治体が再三中止を求める中、昨年は年間最多の9回が実施され、訓練の「常態化」が懸念されている。米軍、嘉手納基地でパラシュート訓練 沖縄県や周辺自治体が中止…の画像はこちら >>

米軍嘉手納基地内にパラシュートで降りる兵士=28日午後4時5分