日本人のほとんどが知らない「山投資」とは

クロスメディア・パブリッシングは4月25日、『一生お金に困らない山投資の始め方』(1,738円)の第6刷の重版を実施した。

同書の著者は、31歳にして日本全国に数百の「山」を持ち、山と不動産からの収入で「億」の資産を所有していることから、俗に、「山王」と呼ばれる不動産投資家の永野彰一氏。ロングセラーとなった同書では、永野氏が、ほとんどの人が知らない「山」への投資で稼ぐ方法について解説している。

「山投資」は、潤沢な資金を元手にして行う派手なマネーゲームではなく、競争相手のいない未開拓な市場「ブルーオーシャン」であるという。お金がなくても、経験がなくても、可能な限りリスクを避けて、地味だけど確実に儲けるための「一生お金に困らない山投資の始め方」で、同書では試行錯誤を繰り返した末に辿り着いた永野氏のオリジナルの投資法を収録した。

永野氏が山投資を始めたきっかけは、2拠点生活のために物件を購入しようとしたところ、「山もついてきた」ことが始まりだという。その考え方から具体的な手法まで、独自の視点で著者が実践する投資法を解説している。

同書では、「利益を出す山」についても解説。山の敷地内に電柱があると、使用料を受け取ることができることから、山投資の主な収入源は「電柱」にあるという。

こうした利益を生み出す可能性を持つ山は、「道路が接道している山・近くに道路がある山」「集落と集落や、町と町の間にある山」「タケノコや松茸、山菜など、採ったらすぐに売れるものが収穫できる山」「上質な杉やヒノキ、赤マツなど、加工すれば売れる樹木が生えている山」「水源がある山」「場所が特定できていてグランピングなどに活用できる山」といった6つの特徴があるそうだ。

どれかひとつでも該当すれば、利益を生み出す山になる可能性があるが、逆にひとつも該当しない場合は、「何らかの工夫をしなければお金を生んでくれない山」ということになるのだとか。

同書では、投資していい山、ダメな山の見分け方から、投資する際の注意点、山のオーナーになる魅力など幅広く解説している。