様々な分野で長年功績があった人たちに贈られる「春の褒章」の受章者が発表されました。
東海3県で今回、春の褒章を受章するのは合わせて59人と2つの団体です。
黄綬褒章を受章する愛知県犬山市の倉地秀幸さん(62)は、江戸時代から続くこんにゃく店の6代目で、40年にわたり伝統の技術でこんにゃくを作り続けています。
倉地さんがつくる「生芋こんにゃく」は、すりつぶしたこんにゃく芋を左右の手の平で押し込み、素早く回転させる「波返し」という職人技が活かされています。
倉地さん:
「反応する一瞬があるんですね。手作りのおいしさっていうのは、そこの見極め。でんぷんも壊れずにマンナンも壊れずに、食べていただくことができる」
倉地さんは、技術の伝承にさらに力を入れたいと話していました。