自動洗車機に潰され高齢男性が死亡 「危険な行動を取った」と目撃者が証言

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洗車しようとした70代の男性が、アクセスコードを入力するためにいったん外へ。すぐに車に戻ろうとしたが間に合わず、機械に潰され死亡していたことを、『Daily Mail』など海外メディアが伝えた。
2019年11月にオーストラリア・メルボルンで発生した悲惨な事故に関する裁判が開かれ、すべてを目撃した女性が詳しい経緯を語った。
その日、同女性は自動洗車場へ。前の車には73歳の男性が乗っていたが、突然車から飛び出してアクセスコードを再入力した。その直後に洗車機が動きだしたため、男性は急いで車に戻ろうとしたのだという。
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この様子を見ていた女性は、危険だと感じたという。しかし焦っていた男性は運転席のドアを無理やり開けて片方の足を中に突っ込み、その瞬間に迫りくる洗車機に巻き込まれて重傷を負った。
女性は事故を振り返り、「前方の座席に戻るなんて、どう考えても危険でした」「機械から離れたほうが良かったんです」と主張。慌てていた男性が判断を誤ったと示唆した。
事故発生後に男性は病院に搬送されたが瀕死の状態で、治療を受けた甲斐もなく、3日後に息を引き取った。
事故現場には、「機械が作動中は運転席から離れないで」といった注意喚起のサインはなかった。衝突防止バーも設置されておらず、差し迫る障害物を察知するシステムもなかったようだ。
洗車場で起こり得る事故のリスクを考え対処していたら、男性は死亡せずに済んだのかもしれない。
この男性のように死亡するケースは過去にアメリカでも発生しているが、そちらも洗車中に車の外に出たのが原因だった可能性が高い。
こうした事故の影響もあって、「洗車機は苦手」「怖い」という人も多いようだ。しかし機械などに書かれている手順・ルールに従えば、事故はまず起こらない。使用を考えている人は、事前に使い方をネットなどで調べておくといいかもしれない。