51歳子持ち“ストーカー”女性教諭 アプリで知り会った20代男性に13日間で送ったLINE439回

つきまとわれた20代男性は、恐怖の日々だったに違いない。
20代の知人男性に13日間でLINEなどで600回以上、執拗にメッセージを送り、逮捕された大阪府大東市立小学校の女性教諭(51)について、大阪府教育委員会は25日、停職6カ月の懲戒処分とした。
女性教諭は3年前、マッチングアプリで男性と知り合い、以降、2年間、月1回のペースで2人は会っていた。女性教諭は昨年6月18日と19日、男性と会う約束をしていたが、前日17日、男性から「もう連絡しないで欲しい」というメッセージが届いたことで、気が動転。
「なんでだろう」と思ったらしく、その日(17日)を境に29日までの13日間、男性にLINEで439回、携帯電話のショートメールで94回メッセージを送り、69回電話をかけ続け、男性の職場にも複数回電話。電話に出た同僚に「〇〇さんに代わってください」と伝え、男性の携帯電話には「あなたの職場に行かせていただきます」というメッセージが残されていた。
教育委員会の聞き取り調査に対し、女性教諭は「仲の良い友達で、恋愛感情はなかったが、より仲を深めていきたいと思っていた。翌日、会うはずだったのに、『連絡しないで欲しい』というLINEが届き、なんでだろうと思い、頭の中が混乱する状態で、拒まれる前と同じ頻度でメッセージを送ってしまった」と話している。
「17日の時点で、男性は警察にストーカーの被害を相談していたようです。その上で、男性は『連絡しないで欲しい』というLINEを送っています。女性教諭は29日にストーカー規制法違反で逮捕されましたが、勾留はされず、病気で休職し、自宅待機していました」(教育委員会人事課)

■ブチギレて歯科医院のドアガラスを蹴り割る
女性教諭は情緒不安定だったのだろう。ストーカー行為をはたらいていた6月22日、予約した時刻に歯科医院を訪れたところ、入り口にカギがかかっていて開かなかったことから、ドアガラスに蹴りを入れ、叩き割った。警察を呼ばれ、器物損壊容疑で大阪府警に送検されたが、不起訴処分(起訴猶予)に。府教委には「腹が立ち、頭の混乱も重なり、ドアガラスを割ってしまった」と説明している。
女性教諭は現在、息子と2人暮らし。処分について「メッセージを送ったことは事実だが、法律に関しては詳しく知らず、自分のやっていた行為がストーカーにあたるとは思いませんでした」と話しているという。
児童たちは、八つ当たりされなかったのだろうか。