5月1日は、労働者の祭典「メーデー」です。新潟市ではデモ行進などが行われ、賃上げや最低賃金の地域格差の是正などを訴えました。
【松村道子キャスター】
「4年ぶりのメーデーのデモ行進。新型コロナ禍前の規模で行われています。物価高に対応できるような賃上げなどを求めています」
県労働組合総連合などが行ったデモ行進と集会には、運送業や医療業界など、様々な業種の労働組合から約1000人が参加しました。
【デモ】
「大企業優遇をやめろ」
先に開かれた集会では、物価高に負けない賃上げや全国一律で1500円の最低賃金を実現し、地域格差を是正すること、また防衛費ではなく、国民の暮らしに税金を充てるべきなどと訴えました。
【県労働組合総連合 藤田孝一 議長】
「先の春闘で勝ち取った6000~7000円程度の賃上げは、物価高に追い付かず、7割近い労働者は今の生活が苦しいと訴えている」
【集会・デモ参加者】
「とてもではないが、年金だけで社会保険料や税金を払うと、物価高騰、光熱費の高騰に対応するのが本当に大変」
【集会・デモ参加者】
「大企業は大幅な賃上げになっているが、我々中小企業では、そこまでの賃上げに至っていない現状があるので、それにかなうような賃上げを目指している」
この日は新潟市のほか、長岡市や上越市などでも集会やデモ行進が行われました。