スウェーデン家具大手「イケア」の日本法人、イケア・ジャパン(船橋市)は、イケアの家具や雑貨約400品で内装を統一したトレーラーハウスを製作し、同市浜町の店舗「IKEA Tokyo-Bay」の敷地で披露した。海外と比べて狭く限られた日本の住宅空間でも、収納や配置の工夫で快適に過ごせるとアピールする狙い。けん引で移動走行できる。
照明や窓のあるハウス内は1階15平方メートルで、階段を上がったロフト部分が別に3平方メートル。展開式のテラスデッキ8平方メートルも付けた。
全長は7・2メートル、デッキを除く横幅が2・5メートル。タイヤ部分を含めた高さは3・6メートルあるが、ハウス内の天井の高さは実際の住宅に近い。イケア店舗内に商品を使って再現している部屋の空間よりも、リアルに感じられるという。
「Tokyo-Bay」店では4月22日、入り口前の屋外に初登場し、買い物客が入って見学した。ソファやテーブルだけでなく、キッチンの引き出しには整理した食器類を詰め、階段下に収納棚を配置。子どもたちが遊んだ後におもちゃをしまうかごや、デッキでアウトドア気分を味わう商品も展示している。
このトレーラーハウスは関東各店を巡回。5月下旬~6月初旬には群馬県のキャンプ場に移動し、5月7日までに応募した人の中から抽選で3組の宿泊体験を受け付ける。