殿様大集合!? 最新技術で“歴代長岡藩主”の顔を復元!「縦長で鼻筋が通っている」【新潟】

江戸時代から250年あまり長岡を統治した牧野家の歴代藩主の顔を復元した模型が報道陣に公開されました。最新の技術で「殿様顔」の特徴が見えてきました。

【山中麻央アナウンサー】
「きりっとした目元の顔や面長の顔など、まげを結った髪型をしている人の顔がずらっと並んでいます。これらは長岡藩主・牧野家の復顔模型。お殿様大集合です」

5月2日、新潟県長岡市で報道陣に公開されたのは、江戸時代から明治維新期までの250年あまり、長岡の地を統治した牧野家の歴代藩主やその妻の復顔模型11点です。

新潟医療福祉大学の研究室が中心となり、骨から得られる情報を用い、3次元計測やDNA解析などを駆使して作製されました。

【新潟医療福祉大学 自然人類研究所 奈良貴史 所長】
「CT技術や3Dプリンタの発達で、欠けている部分を兄弟や父母から持ってきて合わせるという作業が簡単になった」

骨の欠けている部分や歪んでいる部分なども現代の技術で復活。骨の欠損が大きく、これまで復元が難しいとされていた8代・忠寛と11代・忠恭を含め、牧野家の殿様が可能な範囲で復元されました。

この復顔模型を通して見えてきたのは、当時の殿様の顔の特徴です。

【新潟医療福祉大学 自然人類研究所 奈良貴史 所長】
「殿様の顔は、縦長で鼻筋が通っている」

長岡藩士の顔と比べても、系統の違いがよく分かります。

歴代藩主の表情を間近で見た、その子孫で牧野家17代当主の牧野忠昌さんは…

【牧野家17代当主 牧野忠昌さん】
「ご先祖様の顔が蘇ったことは驚き。親しみというのか、そういう気持ちが本当に強い」

この復顔模型は、まちなかキャンパス長岡で5月6日(土)・7日(日)に一般公開される予定です。