身近なギモンや地域の困りごとを、徹底取材する「チャント!調査隊」です。今回はこの春、小学校に入学したばかりのお子さんを持つ、名古屋市の女性から。「とにかく娘のランドセルが重い!」…この悩みを取材しました。
ランドセルが重すぎる!小学1年生が悲鳴 “5キロ”を背負って…の画像はこちら >>
名古屋市に住む野口直美さんと、4月に小学校に入学したばかりの娘の彩葉(いろは)ちゃん(6)。
(母・直美さん)「ランドセル自体も重たいですし、教科書も、私たちの時より大きくなっていて、カラーだったりして、重たくなっていると感じてます」(彩葉ちゃん)「重たい」
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早速ランドセルの中身を見せてもらうと、教科書はもちろん、ノート、筆箱、体操服、コップにお箸やスプーンなど、すでになかなかの量。(母・直美さん)「あとは心配なのが、夏になると個人用のタブレットが支給されるみたいで、全部入りきるかな?と」
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ランドセルの重さは5.1キロ。体重22キロの彩葉ちゃん、このランドセルを背負って、およそ2キロの距離を通学します。(彩葉ちゃん)「重ーい。持っていけない」
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この状況に専門家も警鐘を鳴らします。
(北海道教育大学岩見沢校 小林育斗准教授)「例えば成人男性で体重70キロくらいの人が、米袋5キロと10キロ、両方背負って何キロも歩くイメージですので、かなりしんどい」
小学2年生の通常歩行とランドセル歩行を比較した実験映像。通常歩行がほぼ直立なのに対し、ランドセル歩行はおよそ14度、身体が前に傾いています。
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(北海道教育大学岩見沢校 小林育斗准教授)「肩や腰に、前傾姿勢でランドセルを背負うことで、痛みを訴える児童はいると思う」
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チャント調査隊が、教科書の大型化を実際に調べてみると…。(調査隊)「このように教科書を見比べてみると、10年前、5年前よりも、現在使われている教科書の方が少し厚みがある」
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10年前と比べて厚さは1.5cmほど増し、重さも0.4キロほど増えています。原因はページ数の増加。全ての学年と教科で増えていて、6年生は10年前よりも、およそ200ページ増えていました。
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小学1年生の彩葉ちゃんの母、名古屋市の野口直美さん。この状況にあの手この手で対策を打ちます。
(母・直美さん)「肌に直接肩ベルトが当たると、すれて赤くなったりしたので、肩パットを購入したりと工夫しました」(彩葉ちゃん)「(付けてから)痛くなくなった」
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他にも、ランドセルの外側につけて、体操服とかタブレットなどをいれるカバーも。(母・直美さん)「手がいっぱいになると転んだ時に危ないので。今から暑くもなってくるので、(より軽い)リュックタイプのものも検討してます」
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