息子のため1億円かけて幼稚園を設立した父親 贅沢な溺愛ぶりに…の画像はこちら >>
親はわが子に不自由ない生活をさせ、できる限りのサポートをしてあげたいと思うもの。だがそれは、一歩間違えると甘やかしにもなってしまうため、バランスが難しい。
このたび、「息子のために」と思ってとった男性の行動が、物議を醸していることをシンガポールの『AsiaOne』などが報じた。
中国東部の江蘇省で暮らすリーさんという男性は、3歳の息子が4月から幼稚園に入園することになり、しばらく前から自分たちが考える「理想の園」を探していたという。
しかし、息子にとって「ここだ!」と思える幼稚園はなかなか見付からず、考え抜いた結果、「それなら納得の行く幼稚園を自分で設立しよう」との結論に至った。
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ついに先日、リーさんが理想としていた遊び心あふれる幼稚園が完成。大勢の職員、そして入園する園児たちで賑わう様子が動画で公開された。
2階から1階へは、園児だけでなく職員たちも滑り台でスルスルと降りることができ、トイレはワクワクするようなカラフルな内装に。スタイリッシュな園舎には、絵本もたくさん揃えた。
さらに、壁には自由に落書きができるパネルを備え、園庭にはフルーツの樹木を植えて、時期になるとみんなで収穫し食べることも可能だという。
冬に厳しい冷え込みがある土地柄とあって、リーさんは「寒くて息子が風邪を引いたらかわいそうだから」と、全室に床暖房を完備した。
リーさんが幼稚園の設立を思いついたのは、じつは昨年のこと。4月の入園に間に合わせるべく、建設会社はたった7ヶ月で園舎を完成させた。建設費用は全額がリーさんの自腹だそうで、SNSで600万元(約1億2,000万円)の請求書を公開している。
学費は1学期ごとに3,980元(約8万円)がかかるにもかかわらず、申し込みを開始すると、入園を希望する園児と親で殺到。「こんなお父さんが欲しかった」と、リーさんの育児スタイルについて、SNSでは羨望の声があがった。
ただし「甘やかしすぎている」「単なる見せびらかし」という批判の声や、「息子のために今後3年以内に小学校を作らなくては」といった声も。良くも悪くも、その溺愛ぶりが注目を集めているようだ。