新幹線で寿司食べる男性、その手元に目を疑う… 予想外な正体が「天才の発想」と話題

ゴールデンウィークということで、久しぶりに新幹線に乗ったという人も多いのでは。
さて、新幹線の楽しみといえば車内で食べる弁当だが、以前ツイッター上では「新幹線内で寿司を食べる男性」の手元に、驚きの声が寄せられていたのをご存知だろうか…。
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今回注目したいのは、保育士・放課後児童支援員のきしもとたかひろさんが投稿した1件のツイート。
こちらの投稿には「寿司買って新幹線に乗り込んでから、箸もらうの忘れたことに気づいて絶望してた」と綴られているが、添えられた写真には箸を使用して寿司を食べる様子が収められていた。
一体どういうことだ…? と首を傾げたくなるも、ツイート本文の後半を見ると、そこには衝撃の事実が。
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きしもとさんは「常備していたA4用紙と幼少期に培った技術を駆使してどうにか助かった。糊付けは一粒のシャリ。これぞ生きる力」と、箸の意外すぎる正体を明かしていたのだった。
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まさに「天才の発想」という他ない光景は多くの人々に衝撃を与えており、前出のツイートは投稿から数日で1万件以上ものRTを記録するほど大きな話題に。
他のツイッターユーザーからは「この発想にたどり着くのが素晴らしい」「過去の経験が活きてるのがスゴいな」「機転が利く人は、間違いなく仕事ができる」といった具合に、称賛の声が多数寄せられていた。
そこで、ツイート投稿主・きしもとさんに当時の状況を尋ねたところ、「駅前のスーパーで寿司とビールを買い、レジで『醤油とわさびは寿司の陳列コーナーにある』と言われ、会計後に慌てて取りに行きました」「発車時刻が迫っていたので急いで改札を抜けて無事乗車でき、一息ついて『さあ、食べるぞ』となったところで、醤油に気を取られて箸をもらい忘れたことに気づきました」との回答が。
車内販売は見当たらず、カバンの中を探してみても、箸はおろか棒状のものも見つからず、手づかみで食べようかと考えたが、きしもとさんは「できれば手を使いたくない」という思いがあったそう。
仕方なく諦めようと思ったその瞬間、きしもとさんに電流走る──! カバンの中にはイラストを描くため常備している紙があり、こちらをクルクル巻くことで「箸の代打」を作り出せると閃いたのだ。

とは言え器用に紙を巻いても、手を離すと元の形状に戻ってしまう。すると、かつて「米粒を糊の代わりにしていた祖父」を思い出し、いわば「おじいちゃんの知恵袋」によって、窮地を脱したという。
完成した箸を渡すと、同行者からは「生きる力やな」とのコメントが返ってきたそうで、きしもとさんは「失敗が楽しい思い出に変わりました」と、笑顔で振り返っている。
ゴールデンウィーク中、新幹線の中で箸の忘れ物に気づいた人のため、「紙で箸を作るコツ」についても尋ねてみる。
すると、きしもとさんは「昔、広告の紙を端から細く丸めていって棒状にし、それを剣に見立ててチャンバラしていたのを思い出して作りました。硬く丈夫なものにするには、最初に丸める箇所をできる限り小さくすることがコツです」と、幼少期のエピソードを交えつつ、コメントを寄せてくれたのだ。
過去の経験や体験を現在、そして未来に活かす「人間の叡智」が改めて感じられた思いである。
寿司買って新幹線に乗り込んでから箸もらうの忘れたことに気づいて絶望してたけど、常備していたA4用紙と幼少期に培った技術を駆使してどうにか助かった。糊付けは一粒のシャリ。これぞ生きる力。 pic.twitter.com/0q6CKzRrEa
きしもとたかひろ (@1kani1dai) January 22, 2023