現代社会で問題視されている、社会人の過労。
労働基準法で過度の時間外労働を禁じるなど、さまざまな対策をとっていますが、残念なことに従業員を酷使する『ブラック企業』はなくなりません。
身体を酷使するだけでなく、精神にも影響を及ぼす、過労。仕事が原因で、精神を病んでしまう人は珍しくないといいます。
ネコロス(@youyakuya)さんも、過去に過労で心身が疲弊した1人。
限界寸前まで追い詰められ、危機感を覚えたネコロスさんは、初めて心療内科を受診することにしました。
健康のためにも、仕事を休むことを勧めた心療内科の医師。しかし、当時のネコロスさんは仕事に対する責任感が強すぎたため、医師の提案を受け入れられなかったといいます。
過労で追い詰められる人たちは、真面目な性格が多いとされています。そのため、どれだけ心身が疲弊しても「仕事を休んではいけない」「他人に迷惑をかけてしまう」と思ってしまうのです。
命を絶つ選択が頭をよぎるほど、仕事によって精神を消耗していたネコロスさんも同様。しかし、医師のこのひと言にハッとさせられ、自分の健康を大切にすることができるようになったといいます。
ネコロスさんの命を救ったといっても過言ではない、医師のひと言。漫画を読んだ人からは、称賛する声が続出しました。
・広まってほしい言葉だ。命よりも大切な仕事なんてないよね。
・ここまでハッキリといえるこの医師、かっこよすぎる。いい医師なんだろうなあ。
・これくらい追い詰められている時は、強い言葉で止められたほうが心に響くんですよね。
この時の言葉によって、心身に支障をきたすほどの状態になったら、迷わず投げ出すことができるようになったという、ネコロスさん。
こういった場合の『逃げ』は決して恥ずかしいことではありません。「自分の大切なものを『守る』」という考えは、生きる上で重要といえるでしょう。
[文・構成/grape編集部]