幼い子供は、毎日そばにいる親ですら驚くほど、すくすくと成長していきます。
いうまでもなく、我が子の成長は親にとって喜ばしいもの。しかし、成長が早いということは、幼い子供ならではの思い出を作る期間が短いということでもあります。
少しずつ成長し、自立していく我が子を見て、嬉しい反面さびしい気持ちを抱く親は少なくないでしょう。
2児の母親であるフクティ(pukutyma)さんが描いたのは、子育てに関する『卒業』のエピソード。
次男が生まれたばかりの頃、3歳になる長男は抱っこをせがむようになったといいます。
弟や妹が生まれたことで、『赤ちゃん返り』をするのは珍しいことではありません。きっと長男も、たくさん両親に甘えたかったのでしょう。
長男の気持ちを汲み取ったフクティさんは、激しい『抱っこの要求』に苦労をしつつも応えていたのですが…。
腰痛持ちということもあり、一時は長男による『抱っこの要求』に手を焼いていたフクティさん。
しかし、いざ長男が『卒業』を迎えたことで、フクティさんさんは気付いたのです。あの大変だった日々が、かけがえのない時間だったということを…。
フクティさんの心の中でこみ上げてきたのは、「もっとたくさん抱っこをすればよかった」「あの時間を大切にすればよかった」といった想いと、我が子へのあふれんばかりの愛。
大切な我が子の『卒業』を経て、母親であるフクティさんもまた、ともに成長を果たしたのでした。
親子愛が伝わってくるフクティさんのエピソードに、さまざまな人から反響が上がっています。
・泣くほど分かる。重くて大変だけど、この時間は有限なので頑張って抱っこをしています。
・今まさに抱っこの要求で苦労をしているけど、この漫画を読んで「今は応えてあげたい」と思いました!
・抱っこの卒業なんて考えておらず、急にさびしくなった…。子供の成長は本当に早いですね。
子供が親からいろいろなことを学ぶと同時に、親も我が子と触れ合う上で、さまざまな経験を積んでいるはず。
我が子との限られた時間を大切にし、何度も訪れる『卒業』の時まで、たくさんの思い出を作っていきたいですね。
[文・構成/grape編集部]