なぜ日産リーフ? スペインの公用車EV化に引っ張りだこのワケ 国王の近衛兵も導入

スペイン国王近衛隊は2023年3月21日、政府が提唱しているより持続可能な未来を築くために活動の一環として、5台の日産リーフを納入。ほかにも同国では日産のEVが活躍しています。
スペインで日産のEV(電気自動車)が活躍しています。 2023年3月21日、スペイン国王近衛隊(ロイヤルガード)は、政府が提唱しているより持続可能な未来を築くための活動の一環として、5台の日産リーフを納入しました。
なぜ日産リーフ? スペインの公用車EV化に引っ張りだこのワケ…の画像はこちら >>式典に参加した近衛隊とリーフ(画像:スペイン国王近衛隊)。
ロイヤルガードでは、リーフを購入するまでEVは所有しておらず、保守点検を請け負うメンテナンス会社の整備士に、リーフのメンテナンスに関するトレーニングプログラムを受けさせるとのことです。
実は他にもスペインでは、公的機関がリーフを導入しています。2023年1月13日には、同国の武装軍警察である治安警備隊が230台のリーフを納入。EVの取得はスペインが必要としている電化プロセスを加速するための重要なポイントのひとつであるとしています。
なぜ、こうした公用車のEVが日産製なのか。それは同国との関わりの深さが関係しています。日産は1983年、バルセロナの工場を操業し、欧州最初の生産拠点としました。これは日産車というだけではなく、日本車として欧州で最初の生産拠点でした。
バルセロナの工場は2021年12月に生産を終了してしまいますが、日産はほかにもアビラとカンタブリアの2か所に生産拠点を持っています。そのため、ポルトガルも含め、イベリア半島の電動モビリティをリードするメーカーとなっており、100 万台以上の日産車がスペインの道路を走っているそうです。