中日ドラゴンズ 福敬登投手(30)一軍登録 殺害予告や難病との闘いを乗り越えて… “靭帯の一部が骨になる難病”黄色靭帯骨化症で手術

中日ドラゴンズの福敬登(ひろと)投手(30)が4日、一軍登録されました。
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福投手は、去年10月、「黄色靭帯骨化症(おうしょくじんたいこっかしょう)」の手術を受けて復帰を目指していました。この病気は、靭帯の一部が骨になり背骨の神経を圧迫するもので、下半身の麻痺やしびれを伴います。
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日本や韓国など、東アジアの50代以上の男性に多く見られ、30歳で発症するケースは「きわめて珍しく、世界的にみても日本の男性野球選手にしか、医学文献上、報告されていない」と、執刀にあたった福島県立医大の加藤欽志講師は言います。
ことしの4月には二軍戦で実戦復帰した福投手。4月末までの10試合で中継ぎ投手として登板し、防御率1.93の安定した成績を残しています。
また、2020年に最優秀中継ぎ投手賞を受賞した福投手は、2021年11月の記者会見で、「打たれた試合になると、おびただしい数の殺害予告」が自身のSNSに寄せられることを明かしました。
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その場で、「帰ったら家の玄関に、(妻と子の)亡骸が二つある」などと、家族も脅迫されたことも告白しました。
2022年3月には「死ね」と書き込んだうちの一人が愛知県警に侮辱容疑で書類送検されましたが、その後、福投手と示談が成立し不起訴になっています。
さまざまな困難を、家族の支えと共に乗り越えてきた福投手。登板の際には夫人から贈られたネックレスを握って「スイッチを入れます」(本人談)。
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一軍のマウンドで投げる姿に、ご注目ください。