獣医師目指す少女も挑戦 彌彦神社の長鳴鶏の鳴き合わせ会【新潟】

県内屈指の観光地の一つ・弥彦村は5日、多くの観光客でに賑わいました。彌彦神社では長鳴き鶏の鳴き合わせ会が開かれ、小さな愛好家が記録に挑戦しました。

【松村キャスター】
「弥彦村です、多くの観光客で賑わっています。この先の駐車場は満車で車の長い列ができています」

5月にしては暑い日差しが照りつけるなか、多くの観光客が訪れていた弥彦村。

【観光客】
「長岡から来た、近場で観光地としても有名なので、一日楽しめればいいと思い選んだ」
「福島から来ました、厳かなところがあって初めてだが良かった」

【子ども】
「おいしい」
「Q.ジェラートは何味ですか
「A.イチゴ味」

【観光客】
「自然に触れられて気持ちがいい」

【西澤商店 西澤哲司さん】
「従来に戻った感じですね、天気もいいから(客が)うれしそうな顔をしているこちらもうれしく感じます」

彌彦神社の境内には、本殿での参拝を待つ人の長い列ができていました。

その境内の一角で行われていたのは長鳴鶏の鳴き合わせ会です。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響から通常通りの開催となったのは4年ぶり。

新潟が原産の天然記念物「蜀鶏」をはじめ県県外から13羽が出品され、美声を競い合いました。

高齢化が進み、愛好家が減少傾向にあるという「長鳴鶏」。

その中で、人目をひいていたのは田村あんさん。

新潟市の小学5年生です。母親の晶子さんとともに「蜀鶏」の「よしお」など出品しました。

生まれたころから鶏に親しんできたあんさん。

現在は14羽と一緒に暮らしていてあんさんにとって、大切な家族です。

【田村あんさん】
「エサとお水を替えたり入れたりしている、おうちの中で一緒に寝たりしている」

ここまでなかなか鳴かなかった「よしお」を中央の台へ。

期待を込めて見つめていると…ヨシオが鳴きました。

ヨシオの5日の最長記録は22秒。大会の最長記録27秒には及びませんでしたが…あんさんは少しうれしそう。

【田村あんさん】
「十分にやったと思います」

将来は鶏の獣医師を目指しているあんさん。大きな夢を追いかけながら「よしお」との長鳴きの挑戦も続きます。