消防車に『油粘土』を積んでいるワケ クイズに「なんだろう」「ピンときた」 正解は?

兵庫県宝塚市の消防本部は、救急隊員や消防士の訓練をInstagramで公開するなど、広報活動を行っています。
日によっては、資器材に関するクイズを出題することも。
消防に詳しくない人も、思わず「へぇ!」といいたくなる豆知識が学べます。
放水して消火活動ができる『消防ポンプ自動車』。
火事のほか、さまざまな災害の発生時にも出動するため、車内には多種多様な資器材か積まれているといいます。
その1つが油粘土。子供の頃に遊んだ経験がある人は、懐かしく感じられることでしょう。
とはいえ、『消防ポンプ自動車』に乗り込んだ消防士が、空き時間にそれで遊んでいるわけではありません。
緊急時、油粘土には大切な役目があるのですが…どう活用するのか、あなたには分かったでしょうか。
正解は、危険なガスや液体が漏れている時の応急処置!
油粘土をパテのように使い、隙間を埋めて一時的にガスや液体の漏れを止めるのです。
危険なガスや液体が漏れ出ている場合に「あぶらねんど」で埋めて、専門業者が来るまでの応急処置として使います。
事故車両や家庭のガス漏れにも使用します。
粘着テープなどを使うこともありますが、液体や油でテープがつかない場合に「あぶらねんど」が活躍します。
takarazuka.f.d ーより引用
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一部の人たちは油粘土の用途にピンときたようで、出題時点で正解者が複数いました。
緊急時には、身近なものも役に立っているのだと驚かされますね。
今後は、消防士が油粘土を持っている場面に遭遇しても、「あれに使うんだな」とすぐに察することができるでしょう。
[文・構成/grape編集部]