岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長が求めている裁判のやり直し、名古屋高等裁判所は認めない決定を出しました。
美濃加茂市長「残念な結果」 名古屋高裁は再審を認めない決定 …の画像はこちら >>
1日午後、名古屋高裁に向かった美濃加茂市の藤井浩人市長、再審請求の結果を聞くためです。
(美濃加茂市 藤井浩人市長)「残念な結果です」
28歳で初当選し、全国最年少市長として注目を集めた藤井市長。
しかし、その後、市議会議員だった2013年、浄水装置の設置をめぐり30万円の賄賂を受け取ったとして受託収賄などの罪に問われました。
藤井市長は一貫して無罪を主張。
一審は無罪でしたが、二審で懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を受け、2017年に判決が確定しました。
藤井市長は、おととし11月に有罪判決の根拠となった証言の信用性を否定する新証拠が出てきたとして再審を請求。
CBC
CBC
そして、きょう(1日)名古屋高裁の田邊三保子裁判長は「新証拠を加えて検討しても、確定判決の事実認定に合理的疑いが生じる余地はない」などとして、再審を認めない決定を出しました。
(美濃加茂市 藤井浩人市長)「(再審請求は)開かずの扉と聞いていて、決して簡単ではないと思っていた。私自身、冤罪と強く訴えているこの事件、しっかりと向き合い、戦っていきたい」
CBC
藤井市長は即日異議を申し立て、今後も再審を求めて争う方針です。